ぼくはお金を使わずに生きることにした 紹介 感想 [ぼくはお金を使わずに生きることにした 紹介 感想]

「 ぼくはお金を使わずに生きることにした 」紹介と感想です。



紹介
ぼくはお金を使わずに生きることにした
著者:マーク・ボイル
翻訳:吉田奈緒子
価格:1,785円
出版社:紀伊国屋書店

感想
イギリスで1年間お金を使わずに生活する実験をした29才の生活を綴った本です。

彼はトレーラーハウスを不用品交換で入手し、太陽光発電パネルをとりつけて住居にしています。
手作りのロケットストーブで料理をし、石鹸などの生活用品は植物、廃材などから作ります。
衣類も不要品交換会を主催して手に入れています。

ただ着目すべき点は以下の部分です。

この実験で証明したいのは、
「お金がなくても生き延びられる」
ことではなく、
「お金がなくても豊かに暮らせる」
ということ。

お金をかけずに「暮らせる」ことが言いたいのではなく、お金をかけなくても「幸福」になれるということが言いたいのです。

幸せってなんだろうか、自由とはなんだろうかということを考えさせられる一冊だと思います。

ちなみに私は「自由である」ことを望んでいるけれど、それはすごく困難なことだと思っています。
生き物は結局、何かに縛られてしまうものではないでしょうか。
どこかを自由にすると、どこかは縛られるものなんじゃないかと思うのです。

極端なことを言えば、彼のような生活をすると、生活用品を自分で作らなければならないので、そこに時間がとられますが、買えば一瞬で終わります。
そういうことが好きなら、それは「自由」で「幸福」な時間かもしれません。
ただ、そういうことが嫌いだったり、苦手だったりすると、それは「自由」でも「幸福」でもなくなると思います。

私は自由な生活とは、自分が思う「自由」を得るための「不自由」をできるだけなくした人の生活だと思います。
でも、「不自由」は絶対に0にはならないと思うのです。
それに、0になったら人間の成長はそこで終わってしまう気もします。

何言ってるんだかわけが分からないかもしれませんが、こんな感想でした。

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